実践ガイド

日々のメンテナンス

毎日数分、毎週30分ほどの手入れ。換水、フィルター、水質検査、注意すべきサイン。

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目次

シンプルな手入れの習慣

魚はすべてを飼い主に頼っている。ほとんどの作業はすぐに終わるが、大切なのは定期的に行うこと、そして変化に気づけるよう検査結果を記録しておくことである。

毎日

  • 餌の時間に魚を観察する:泳ぎ方、食欲、呼吸
  • 水温を確かめる
  • フィルターとヒーターが動いているか確かめる
  • 食べ残しを取り除く

毎週

  • 水の 10〜25% を換える
  • 底床のごみを吸い出す
  • ガラス面を掃除する
  • アンモニア、亜硝酸、硝酸塩を測る

毎月

  • 水槽から抜いた水でろ材をすすぐ
  • 水草をトリミングし、傷んだ葉を取り除く
  • pH と硬度を確かめる
  • フィルターのポンプのインペラーを掃除する

換水の手順

  1. 新しい水を用意する

    水槽と同じ水温にし、足す水量に合わせてカルキ抜きを入れる。

  2. ヒーターとフィルターを止める

    水から出たヒーターは割れたり過熱したりすることがあり、ポンプも空回りさせてはいけない。

  3. 水を吸い出す

    呼び水式のホースを使い、決して口で吸わない。水槽の水には人に危険なバクテリアがいることがある。ホースの先を底床に差し込んで、ごみを吸い出す。

  4. 必要ならろ材をすすぐ

    水槽から抜いた水を入れたバケツの中ですすぎ、決して水道水では洗わない。

  5. ゆっくり水を足す

    底床が舞い上がらないよう、皿や手のひらに当てながら注ぐ。

  6. 電源を入れて確かめる

    フィルターが再び動くこと(空気をかんでいたら呼び水をする)とヒーターが入ることを確かめる。

どれくらい換水するか

OATA は週に 25% まで、Tropica は水槽が安定したら約 30% をすすめている。適量は生体の数、餌の量、水草によって変わるので、低く保つべき硝酸塩の値を目安にする。一度に大量に換えると水質が大きく変わるので、少量ずつ何度かに分けて換えるほうがよい。

測定で…どうするか
アンモニアや亜硝酸が出たら1〜3日餌を止め、水の 25〜50% を換え、ゼロに戻るまで翌日以降もくり返す。フィルターを点検する。
硝酸塩が週ごとに増えていたら換水の量か回数を増やし、餌を減らし、成長の速い水草を加える。
pH が下がっていたらKH を測る。KH が尽きると pH が急に下がる。定期的な換水で新しい炭酸塩が補われる。
水温がおかしかったら別の水温計でヒーターを確かめる。夏は水面に風を当てる。
フロリダ大学と OATA の推奨にもとづく対処法。

フィルターの手入れ

  • 流量が落ちたら掃除する。ふつうは月に1回で、必要以上に頻繁にはしない。
  • スポンジは水槽から抜いた水の中でもみ洗いする。目的は汚泥を落とすことで、新品同様にすることではない。
  • 生物ろ材はほかのろ材と同時に洗わず、決して全部を一度に交換しない。
  • ポンプのインペラーを外してすすぐ。巻きついたごみが流量を落とす。

注意すべきサインを見つける

魚にはそれぞれの習性がある。いつもと違う様子は、水質の問題や病気の最初のサインであることが多い。

行動

  • 水面にとどまる、または底でじっとしている
  • 泳ぎ方がおかしい
  • いつもより隠れている
  • いつになく攻撃的

呼吸と食欲

  • えらぶたの動きが速い
  • 水面で口を開けている
  • 餌を食べない
  • やせてきた

見た目

  • 体に白い点がある
  • 綿のような糸状のものがついている
  • ひれが傷んでいる、鱗がはがれている
  • 体色がくすむ、黒ずむ

旅行に出かけるとき

  • 安定した水槽なら、2〜3週間は換水しなくても大丈夫である。出発の前日に換水しておく。
  • 信頼できる人に毎日水槽を見に来てもらい、あらかじめ小分けしておいた餌を与えてもらう。
  • 自動給餌器は出発前に試運転し、留守中も確認してもらう。
  • 「旅行用」の固形の餌は避ける。一度に大量の餌が溶け出し、水中で腐る。
  • 与えすぎるより少なめのほうがよい。魚は汚れた水よりも、絶食のほうがずっと耐えられる。

ポイント

  • 毎週、水の 10〜30% を、適温でカルキ抜きした水と換える。
  • フィルターは水槽の水ですすぎ、決して水道水では洗わず、ろ材を一度に全部替えない。
  • 毎週水を測り、結果を記録する。
  • 少しでもおかしな行動が見えたら、治療の前に水を測る。

出典

これらの出典をもとに Aquarius が執筆しました。獣医師の助言に代わるものではありません。